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『ペットの終活』できてますか?
2023.07.27
今やペットは大切な家族の一員。
今回はそんな「ペットの終活」を考えていきましょう。
現在、ペットの寿命は犬全体の平均で14.76歳、
ねこ全体の平均寿命で15.62歳となっています。
◆ 延びるペットの寿命
犬猫ともに人間と同じように平均寿命は延びている傾向にあります。しかし、人間が加齢とともに病気のリスクが増すように、ペットも同様で、犬・猫ともにおおよそ7歳ぐらいから老化現象が見られ、病気にかかることが増えるといわれています。また、がんは現在の犬猫の死因のトップとみられ、人のガンより進行が速いのも特徴です。
◆ 世話ができなくなったときに備えて
2013年施行の改正動物愛護管理法で「終生飼養」が飼い主に義務付けられました。 しかし、飼い主の病気やケガ、体力や認知能力の大幅な衰えなどにより、十分に世話ができなくなることもあります。高齢施設に移り、物理的に世話ができなくなったり、ペットの長寿化も相まって、飼い主がペットよりも早く亡くなることも考えられます。 そこで、世話ができなくなったときのための備え、いわばペットの終活を是非元気なうちに考えておきたいものです。
◆ 「ペットの終活」に役立つエンディングノート
何らかの事情でペットの世話をすることができなくなったときに備えて、事前に次の飼い主を見つけておくのが理想的ですが、もし無事に次の飼い主が見つかったとしても、相手は話すことができないペットです。飼い主だから知るペットの癖や性格、習慣など、ペットの基本データ、既往症などの医療情報、生活習慣、食事内容など、次の飼い主が困らない知っておいてほしい項目を書き記したエンディングノートを準備しておくことをお勧めします。ペットのお葬式やお墓についても、様々な選択肢があります。
◆ ペット信託という選択肢
民法上、ペットは「動産」であり相続財産の一つとなるため、遺言が無ければ法定相続人の誰かが相続することになり、次の飼い主を決めてもその通りになるとは限らず、下手をするとトラブルになりかねません。そこで「ペット信託」という選択肢も考えられます。「ペット信託」とは、次の飼い主を決めておき、その飼い主となる人に生涯飼育費用(終生飼養費用)を残す仕組みを信託で組成することを言います。
◆ 生涯飼育費用について
「全国犬猫飼育実態調査」によると、犬に関する毎月の支出総額(医療費等含む)の平均は13,904円でした。さらに生涯飼育費用は2017年の約160万円から、2022年には約252万円へと上昇しています。大型犬・中型犬になると生涯飼育費用は約306万円となります。また猫の生涯飼育費用は約132万円で、犬ほどではないものの穏やかに支出が増加している傾向にあります。
◆まとめ
人間と同じようにペットの平均寿命も延びているようですが、飼い主にもしものことがあった場合はどうなるか、ペットをどうしたいかは早めに考えて対策しておきたい点です。いつ何があるかわからない人生だからこそ家族の一員ともいえる「ペットの終活」を「自分の終活」と合わせて、自分自身が元気なうちに対策しておくことをお勧めします。
※この文章は、『日本FP協会【WEB限定コラム】FPいまどきウォッチング』から抜粋させて頂いています。
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