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2024年から変わる相続・子育て・新NISA
2023.11.24
2023年もあと1か月少々。身近なところで来年から変わることをまとめてみました。
■相続に関する変更
贈与には年110万円の基礎控除がありますが、相続時開始時に3年以内の贈与財産は相続財産に加算しなくてはなりません。その加算の対象が3年から7年に延長されます。但し延長された4年間については、当面は100万円まで贈与額に加算しなくてもよいという経過措置があります。一方で相続時精算課税は、実質非課税枠が拡大します。今まで相続時精算課税には、年110万円の基礎控除は適用されていませんでしたが、2024年からは年110万円の基礎控除が適用となり、基礎控除内の贈与については申告不要になります。
■住宅取得に関する変更
住宅ローン控除は、2024年1月以降に建築確認を受けて建築する住宅では、省エネ基準に適合していない住宅は対象外となります。また、住宅取得資金贈与の非課税措置は、2023年12月31日で終了となる予定です。
■子育て支援の動きに注目
「子供誰でも通園制度」が2024年度から本格実施を見据えた片知での試行的実施の予定です。この制度は、全ての未就園児が対象で保護者の就労にかかわらず、時間帯で柔軟に利用できる通園制度で、月一定時間の利用可能枠の中で利用できるのが特徴です。
■教育支援の動きにも注目
大学などの高等教育にかかる教育費の負担軽減策にもいくつか具体策が出ています。奨学金制度の拡充、所得制限緩和による対象者の拡大、返済要件の柔軟化などが検討されているほか大学院生を対象に「授業料後払い制度」も導入に向けて動き出しています。
■新NISAの準備をしよう
2024年1月1日からいよいよ新NISAが始まります。すでに現行のNISA(以下一般NISA)、つみたてNISAの口座がある場合は、2024年になると自動的にその金融機関で新NISAの口座が開設されます。制度がスタートした後も年に1度限りで変更可能ですが、条件があり、手続きの手間を考えればこの機会に使い勝手のいい金融機関を選んでおくのが得策です。
■ジュニアNISAは2013年で廃止です
ジュニアNISAは2023年で廃止になります。これまでは口座開設者が18歳になって迎えた1月1日に、自動的に成人のNISA口座が開設され、保有資産を移して非課税で保有することができましたが、2024年以降は課税口座に払い出される点に注意が必要です。
■非課税期間終了後の対応を検討
現行NISA口座で保有する金融商品を、新NISA口座に移すことはできません。現行NISAでは、ロールオーバーの仕組みがありましたが新NISAのスタートを機にその仕組みがなくなります。つまり、一般NISAで2019年に投資した資産については、2023年中に売却するか、このまま課税口座に移して継続保有するかを判断しなければなりません。
以上が、2024年から変わる予定の相続、子育て、教育支援、新NISAの内容になります。
ご参考になれば幸いです。
※2023年11月9日更新【Web限定コラム】FPいまどきウォッチング参照
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